ピアノを始めたい!だけども、お教室はどうやって選ぶの?個人の先生につくべき?大手の音楽教室がいい?今回のテーマは、これからピアノを始めてみたいという方へ、お教室選びのサポートができればとおもいます。
個人の先生につくメリット
1.月謝が良心的なケースが多い。
年間約40~45回程度(月3,4回のレッスンで)5500~7000円が相場です。ワンレッスン制度を設けているお教室では、一回1500~2000円程度となります。
2.入会金、施設費がかからないケースが多い。
大手の音楽教室では、上記2点の徴収が確実にあります。(ただし入会金無料キャンペーンを除く)個人の先生に師事するばあいは、お教室によってほんとうにさまざまです。
3.振替や時間へんこうなど、柔軟に対応いただけるケースが多い。
一概には申し上げられませんが、体調不良や学校行事でレッスンに行けない場合、事前に相談することで、レッスン日の変更をお受けいただけるケースが多いです。
4.ひとりひとりに合ったテキストで、レッスンをすすめてもらえる。
大手の教室とちがい、きめられたテキストがないのでオーダーメード方式でレッスンを進めていただけるのが魅力です。のんびりゆっくり進めることもできますし、がんばればがんばるほど、どんどん先に曲を進めていくことができます。またお教室によってはアニメや映画の主題歌など、クラシックにとらわれずに好きな曲が弾けるというのもポイントです。
個人の先生につくデメリット
1.先生の経歴・レベルがさまざまであること。
個人の先生になるためにひつような経歴や資格、試験の通過がないため、ほんとうにピンキリなのです・・・(言い方がわるいことは重々承知しております)いわば、個人のピアノ教室の先生にはだれでもなることができてしまいます。
そして先生えらびの難しいところは、経歴=教えることに長けているではないということです。
有名音楽大学のピアノ科卒ということは、ある一定以上のテクニックをお持ちであるということには間違いないはずですが、経歴の有無は重要ポイントではないのです。たとえば幼児がはじめてピアノを習いはじめる場合と、小・中学生が、音楽高校や音楽大学への進学を視野にいれた場合とでは、方針がまったく異なるといえます。ピアノのテクニックはそれほど高くないけれども、子どもへの対応になれていて、興味や関心をひきだすのがじょうずな先生のほうが、楽しくレッスンに通うことができ、結果として技術もついてくる、とも言えます。個人の先生につくのなら、どういった方針でレッスンを受講していくのかを明確にすることがたいせつです。(音楽を楽しむために習いたい、将来はあんな曲が弾けるようになりたいなど)そうすることで、師事する先生はおのずと絞られていくはずですよ。
2.第三者をはさんだ相談窓口がないこと。
個人の先生に師事するということは、先生=経営者トップということになります。先生を指導する立場の人がいないため、音楽教室と違って第三者をはさんだ相談窓口がありません。先生に対して疑問・不満が生じてしまった場合は直接先生にお話しして改善いただくか、言いにくいのであれば、べつのお教室をさがすという手しかないのです。これが結構ツラかったりします。
大手音楽教室に通うメリット
1.先生の教育レベルが一定水準を超えていること。
音楽教室に勤めている時点で、一定水準のテクニックをお持ちということがわかります。もちろん、そのなかでも先生のレベルはありますし先生自体との相性はあるかと思いますが、テクニックや指導方針について、おおきく失敗することはないでしょう。
2.相談窓口があるということ。
先ほど、個人の先生に師事するデメリットであげさせていただきましたが、その逆となります。
先生に対してお伝えしたいことがあれば、気兼ねなく相談できる窓口があるというのは安心できるのではないでしょうか。先生は音楽教室に雇われている身になりますので、きちんと指導が入ります。また、事情があって退会せざるを得ない際、直接先生に申し出をしなくていいのは気がラク、なんてお話も聞いたことがあります。
3.種類豊富なプログラム
音楽教室では、マンツーマンの個人レッスンはもちろんのこと、子どもが飽きずに楽しめるように創意工夫されたグループレッスンがあります。またエレクトーンやピアノなど、様々な楽器に触れあえる機会をもつことができます。親子参加型のグループレッスンでは、子どもだけでなく、親御さん同士のコミュニティを広げることもできます。
大手音楽教室に通うデメリット
1.施設維持費、エアコン費用などレッスン費用とは別にお金がかかる。
おなじ音楽教室であったとしても、施設ごとにちがうのですが、月謝にだいたい500~3000円が上乗せされるとおもっていただいたらいいです。入会前にかならず問い合わせてみてくださいね。
2.年齢別でカリキュラムが決まっていること。
個人レッスンで大きく異なることは、カリキュラムが決まっているということです。
がっこうの授業を想像していただければイメージしやすいとおもうのですが、みんなが同じ教材を使い、レッスンがすすんでいきます。レッスンのやり方が合う合わないかは、ひとそれぞれですので、毎度毎度、有意義なレッスンになるかどうかわからないという点です。
3.先生が異動、退職してしまうことがあること。
年度途中での異動はまず少ないことと思われますが、先生のご家庭の事情や体調が思わしくないなどといった理由で、先生がかわってしまうことがあるというリスクがあります。ずっと同じ先生につくことができない可能性があるのが、音楽教室のデメリットです。
メリット、デメリットを踏まえたうえでお子さま、親御さまが楽しくレッスンできるお教室が見つかることを願っています。なにかご不明点がございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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