ピアノと電子ピアノ、どっちを買うのが正解?(鍵盤楽器の購入をかんがえている方へ)

ピアノを習うことにあたって、最初のおおきな壁は「鍵盤楽器の購入」ではないでしょうか。ピアノのお稽古というものは、ある種特殊なもので毎週レッスンにさえ通えば上達するものではないのです。自宅での練習の積み重ねがたいへん重要となってきますので、楽器の購入がひつようになります。そうは言っても、各ピアノメーカーがたくさんの種類が販売されておりますし、ご自宅の環境や、ご予算によってもピアノの購入がいいのか、電子ピアノのほうがいいのか変わってきます。鍵盤楽器の購入を考えているけれども、いったい何を買えばいいのかわからない・・・と途方にくれている方へ、少しでも参考になりましたらうれしく思います。

鍵盤楽器はおおきく分けて4つある。

グランドピアノ

コンサート会場や学校の音楽室やホールで、誰しもいちどは目にしたことがあるはず。その圧倒的な存在感の正体は、弦が水平に張った構造と、響板(弦の振動を増幅させ、音を共鳴させる板のこと)の面積の広さなのです。

音はゆたかで表現の幅は広く、繊細さとダイナミックさを兼ね備えた鍵盤楽器の王さまですが、それが故に高価であることと場所を取る(8畳ほど)という懸念点があります。

アップライトピアノ

とても簡潔にいうと、「家庭版グランドピアノ」です。

アップライトピアノは垂直に弦を張っているため、奥行きが出ない構造になっています。

家庭に設置されることを想定してつくられているため、壁にべた付けして置くことができ、スペースとしては1畳分確保することができれば問題ないでしょう。

電子ピアノ

名の通り、電源を入れることで音が鳴る仕組みのピアノ。「電子ピアノだからといって笑うことなかれ。です」ひと昔前の電子ピアノにくらべて、格段に進化を遂げています。ハンマーが自然に戻るかのようなタッチで、限りなく本物のピアノに近づいています。置きスペースは1畳ほどで、価格も手ごろ。電子楽器なので時間を気にせずいつでも練習できるのはうれしいですね。

キーボード・エレクトーン

一見、電子ピアノと変わらないのでは?と思いがちですが、タッチの違いがまるで別モノ。内部演奏機能がついていたり、効果音があったりと魅力はありますが、あくまでもこちらではピアノの代用にはならないと思ってください。ピアノの練習とは、鍵盤のタッチの鍛錬でもあるのです。

まずは予算を設定する。

アップライトピアノひとつとっても、ヤマハ・カワイをはじめとした国内メーカーや海外メーカーからたくさんの種類のピアノが市場に出回っています。それぞれ特徴がありますが、ひとつひとつ調べていくとドツボにはまります(汗)理由としては、とにかく価格の幅がおおきいからです。まずは大まかな予算を決めて、候補をしぼっていくのがおすすめです。

電子ピアノ 17万6千円~

ヤマハ クラビノーヴァ【CLP-735】

希望小売価格:176,000円(税込)

  • サイズ(幅 x高さx奥行き) 1,461×927×459cm
  • 重量 57kg

グランドピアノの弾き心地を再現させたモデルで、

グランドピアノ 140万~

コンパクトでかつ、お手頃のグランドピアノが欲しい方へ

ヤマハ【GB1K】

希望小売価格:1,386,000円(税込)2011年3月 発売

  • サイズ(幅 x高さx奥行き) 146×99×151cm(6畳から設置可)
  • 重量 261kg

カワイ【GL-10】

希望小売価格 1,430,000円(税込)

  • サイズ(幅 x高さx奥行き) 150×102×153cm(4畳半から設置可)
  • 重量 282kg

一般的なグランドピアノは8畳ほどのスペースが必要といわれていますが、こちらのモデルは4畳半~6畳のお部屋でも設置できるサイズとなっています。スペースの問題でグランドピアノの購入をあきらめている方におすすめです。

ピアノはおおきく分けてアップライトピアノとグランドピアノの2種類にわかれます。グランドピアノは発表会や演奏会など、ホールの広い場所で演奏することを目的としているので、音域の広がりがアップライトピアノは主にご家庭で設置することを想定してつくられているため、見た目もさることながら、弦の張りかたやハンマーなど、内部構造もまったく異なります。

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