ピアノを習うメリット・デメリット3選

習いごと

習い事の人気ランキング上位に必ず入るピアノ。

むかしも今も根強い人気がありますが、ピアノを習ったことのない方にとってはそもそも「ピアノを習う」ということが一体どういうことなのか未知数ですよね。

こちらではピアノを習ってみたいけど、なかなか一歩をふみだせない方へのアドバイスや、レッスンを通して習得できるもの(メリット)、また大変なこと(デメリット)をお伝えします。

ピアノを習うメリット

1.音感が身につく。

音感は早期教育であればあるほど身につきます。さらに絶対音感がつくのは6歳半~7歳までと言われており、それまでに訓練することで、だれしもが身につけることができる能力なのです。絶対音感をつけたいのであれば、7歳までに訓練することがひつようとなります。7歳を過ぎてしまうと絶対音感を身につけることは難しくなりますが、相対音感はつきますよ。

絶対音感とは、ある音を聴いたときにそれが何の音なのかを絶対的に判断できる能力のことです。耳コピ(一度聴いた歌を、楽譜も見ずに演奏することができたり)雨音や救急車のサイレンの音などの生活音すらも音符に置きかえることができます。

相対音感とは、かんたんにいうと音を推測する能力のことです。たとえば基準となる音を聴いて、その音よりいくつ高いか、いくつ低いかを考えて音をわり出していくイメージです。

2.音楽を楽しみながら集中力・継続する力を養える。

ピアノの演奏することというのは、日々の練習の集大成といっても過言ではないのです・・・こんなにも「継続は力なり」という言葉がぴったりの習い事は他にないのではないでしょうか。

音符を視覚的によみとる「視覚力」

リズムを分解して理解していく「読解力、さんすう力」

コツコツとまいにち練習をつづける「継続力

ミスなく、一曲をさいごまで演奏しききる「集中力」

単にピアノを弾く、といったことだけでなく演奏をとおして、生きていく基盤のようなものを形成していけるんです。

3.感性・音楽性を磨くことができる。

音楽を学ぶということは、音から感情を読みとくというとても高度な技をもとめられます。

音符にこめられた作曲者の心情はなにか、つねに考えながら演奏していくことになりますから、洞察力・観察力の発達に一役買うことになります。いわばコミュニケーション能力まで育てていくことになるのです。

ピアノを習うデメリット

1.いずれは鍵盤楽器を購入しなければならない。

ピアノを習うにあたって、アップライトピアノ(できればキーボードではない)88鍵の電子ピアノは欲しいところです。各メーカー、グレード、新品・中古でおねだんはピンキリですが、新品アップライトピアノなら大体60万~、電子ピアノで8万~といったところでしょう。初期投資として鍵盤楽器の購入費用がひつようなため、ピアノは習ってみたいけれど楽器がないから習うことへのハードルが高くなってしまっている・・・というたくさんの方を見てきました。確かに鍵盤楽器は高額なので、どれだけ続けられるか分からないお稽古ごとに投資をするのはほんとうに勇気がいることですよね。ひとつお伝えしたいのは、ピアノが自宅にないと教室に入会できないなんてことはないので、まずはピアノを習うことに興味をもったのなら体験レッスンに足を運び、ピアノ教室というものを肌で体感してみてください。大半の先生は体験レッスンのときに、ご自宅に鍵盤楽器があるのかどうかをたずねてきます。それによって入会したあとの今後のレッスンの方針も決まります。ピアノがないから、習うことをあきらめる・・・というのは、おおきな機会損失です。音楽は一生の趣味になり得る、じんせいを豊かにしてくれるものですから・・・。先生のご紹介によっては購入の割引が受けられる、なんてこともあるようなので、購入の際は、お教室の先生に相談されるのもいいかとおもいます。(楽器の選びかたについては別の記事で解説させていただきます。)

2.レッスン費用が高め

ほかの習い事とくらべて、レッスン費用は高めであることが多いです。

個人の先生につくとなると、だいたい相場はひとコマ30~40分、月に3,4回のレッスンで6000~7500円ほど。それに加えて楽譜や五線紙などの教材費が別途かかります。

先生によっては、コンクールで受賞歴がある、有名音楽大学の首席卒業など、ネームバリューがある先生となるとそれ以上になります。ネームバリューがあることと、教えるのが上手かは必ずしもイコールではないので、相性のあう先生を探すことをおすすめします(話が脱線しました・・・・)

教材費については先生のレッスン速度や、お子さまのやる気によってすすむペースが異なりますので、月にどれくらいかかるかはひとそれぞれです。

また、ヤマハやカワイなど、大手の音楽教室に入会するとレッスン費用とは別に設備費が徴収されるので、その分高くなります。

3.練習時間の確保が大変なこと。(保護者のサポート)

まずはじめに伝えたいことは、ピアノのレッスンがほかのお稽古と大きく違う点があるのです。

それはピアノを習うということはレッスンに行くことが目的ではないのです。

レッスンはあくまでも先生に添削をしてもらう機会とおもっていただければいいです。

レッスンにいくだけでは、ざんねんながらピアノの技術はほとんど向上しないでしょう・・・

先生に教えていただいたアドバイスやテクニックに基づき、自宅での練習がマストになります。

当然のことながら、レッスンが進むにつれ、曲もどんどんむずかしくなっていきます。当初、練習時間が10分で弾けるようになったものが、曲がむずかしくなっていき、15分、20分、40分・・・と練習時間がかかっていきます。個人差が大きいので一概には言えませんが、よほど才能のある子を除き、だいたい小2~3年生くらいまでは保護者の方の練習の声かけやサポートが必要になってきます。

これを読んでいただいた方には「うちの子、毎月高いお金をはらってもう5年も習っているのに全然弾けるようにならない・・・」なんてことにならないでいただきたいのです・・・

レッスン費用、バカになりませんから・・・涙

×レッスンにさえ行けばいい

×送り迎えをすればいい。

子どもだけでは完結できない習い事なので、これが本当に大変です・・・熱量はご家庭それぞれですが、幼少期からピアノを習うということは、保護者の方のサポートは大なり小なり必須です。

音楽は人生を豊かにしてくれるものです。特に小さいお子さんにピアノを習わせるか迷っている保護者の方はメリット、デメリットを知ったうえでぜひご検討ください。

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